海上自衛隊:予定外の護衛艦「いなづま」艦艇一般公開
2009年5月10日に呉の艦艇一般公開へ出かけました。前回でかけたのが10月なので、かなり久しぶりです。この10日ですが、インターネットで確認すると護衛艦「ひえい」が公開予定となっていました。「ひえい」もかなりの艦齢となっており「もうあまり見ることができないかもしれない」と出かけたのですが、現地についてみると「ひえい」の姿が見当たりませんでした・・・
護衛艦「ひえい」のかわりは護衛艦「いなづま」に
「?」と思っていると、「ひえいは急遽出港しました」との説明が(涙)。かわりに一般公開されるのはなんだろうと思ったら護衛艦「いなづま」とのこと。「いなづま」といえば2006年のクリスマスイヴに見ている私。どうしたもんだかと思ったのですが、人数も少なかったし(30人ぐらい?)せっかくなので見させてもらったのでした。
ということで護衛艦「いなづま」(DD-105)です。兵装などについては2006年のクリスマスイヴのページを見ていただければわかりますので、今回はちょっと視点を変えたものを載せてみようと思います。
まずは前甲板から艦橋を。62口径76mm連射砲、Mk41(VLS)、CIWSといった兵装を見ることができます。静止画なのでわかりませんが、このときアンテナはずっと回転していました。一般公開されている艦でアンテナがまわっているというのははじめてだったような気がします。
そして艦首方向を。錨を巻き上げる機械(?)です。
ヘリコプター格納庫のモノ、2つ
ここからは艦尾のほうへ。残念ながらヘリコプターはいませんでしたが、ヘリコプター格納庫にあったのが下の2つ。
上の黄色いものには「ソーナー巻上げ機着脱用支援器材(艦上用)」と、下の荷台みたいなものには「RAPID SECURING DEVICE」と書かれていました。「RAPID SECURING DEVICE」は溝に入っているので、ヘリコプター(SH-60J)を格納庫から出す・入れるときに関係するものなのだろうと想像しますが、上の「ソーナー巻上げ機着脱用支援器材(艦上用)」はどのように使うのだろう? この場所にあるってことは、SH-60Jのソナーをどうにかする(笑)ときに使うのでしょうね。
艦対艦ミサイル発射装置
こちらは艦対艦ミサイル発射装置。むらさめ型護衛艦では90式艦対艦誘導弾 (SSM-1B)が搭載されています。これ自体は決して珍しいものではないのですが・・・
よくみると、3連装になっているのがわかると思います。2006年のクリスマスイヴにみたときには2連装だったのですが、3連装になりました。次にみるときには4連装になっているかもしれません(笑)。
一般公開が予定されていた「ひえい」が急に出港となったのは、ソマリア沖での活動が関係しているのかもしれませんね。10日のニュースで15日にP3C哨戒機2機の派遣命令が出されることが流れていましたので。私の思い過ごし、勘違いかもしれませんが、仮に実際に派遣となれば無事に任務を果たして戻ってくることを願わずにはいられません。
【17日追記】
15日の派遣命令は関係なかったようですね(苦笑)。派遣されるのはP3Cが2機、海上自衛隊隊員100人に陸上自衛隊隊員50人。必要に応じて航空自衛隊も輸送を行なうとのこと。だったら「ひえい」を見たかったなぁ(+_+)・・・
このページの公開日:2008.05.15