神杉駅-2022年7月(広島県三次市)
7月24日は神杉駅を訪れました。先日の備後落合駅もそうだったのですが、今回も車な私です…
開業100周年
神杉駅は三次から備後落合方面に2つめの駅です。今回私が訪れようと思った理由は駅が開業して100周年を迎えたという記事を新聞で読んだから(ネットのニュースはこちら(一部のみ))。100周年を祝って2015年から花壇を管理しているグループが同駅を利用する高校生に協力を呼びかけ、一緒になって観葉植物を植えたという記事です。
上写真…100周年はわかりますね。"神杉駅開業100周年"と書かれています。この作業には神杉駅を利用する庄原格致高、日彰館高、上下高の生徒各1人、そして駅近所に住む三次青陵高の2人が参加しました。
記事中に庄原格致高の生徒のコメントがあります。
「列車通学は途中の駅から乗ってくるいろいろな地域の友達ができるので好き」
中国新聞 2022年7月17日 22面 “通学制と住民ら一緒に花壇整備"より
たしかに列車通学というのはそんなイメージがあります。同じ公共交通機関でもバスではそんなイメージがありません。列車通学する人って毎日同じ時間の同じ車両、同じ扉を利用して同じ場所にいるからでしょうか? いつも同じ人を同じ場所で見て、知らない人だけど知ってる人という感じ。
神杉駅は芸備鉄道(のちの芸備線)が三次まで開通した1915(大正4)年の7年後の1922(大正11)年に塩町駅として開業。開業時は翌年1923(大正12)年に庄原まで延伸されて途中駅になります。
その後、1933(昭和8)年に備後十日市駅(のちの三次駅)〜庄原(備後庄原)間を国鉄が買収して国鉄の駅になりす。翌1934(昭和9)年に塩町駅から神杉駅に改称(あわせて隣駅の田幸駅が塩町駅に改称)されました。1937(昭和12)年に備後十日市〜広島間を国鉄が買収して芸備線が誕生しました。
貨物の取り扱いをしていたときのホームと線路が残っていますね。
駅にいると放送が流れてきました。木次線での落石(だったかな?)のため奥出雲おろち号が運休と。代替輸送もなく、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんという旨の放送でした。代替輸送がないのは仕方ないのかなぁ。
三次発備後落合行き(356D)のキハ120形がやってきました。備後落合駅にでかけたときの356Dはカープ号でしたが、今日は通常のキハ120形。でも、この風景にとても似合っている感。
青春18きっぷの時期に入ったからでしょう、とても多くの方が乗っていました。駅に停まった車両を撮っていると、窓側の方々がこちらを見てました。"このおじさん、どうしてここで撮ってるのかな?"と感じたに違いありません(^^(^^;。
ちなみに神杉駅で乗り降りされる方は一人もいらっしゃいませんでした。日曜日の14時過ぎという時間のせいもあるのでしょうが、駅の周りを見る限り潜在客自体が多くないと思われるのでいろいろと難しいのかな…
11月には開業100年の記念行事が計画されているそう。その頃はコロナが落ち着いていて無事に開催されることを願うばかりです。
参考にしたページなど
- ものがたり・三次地方史 芸備線百年 米丸嘉一
- 中国新聞 2022年7月17日 22面 “通学制と住民ら一緒に花壇整備"
- 神杉駅100歳 花で彩り「ずっと愛して」 三次・芸備線利用の高校生ら花壇整備【鉄路のあす】 / 中国新聞デジタル
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