西岩国駅-2025年2月(山口県岩国市)

2月15日は西岩国駅を訪れました。

岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日
岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日

西岩国駅は歴史のある駅

西岩国駅… 以前にも訪れたことがあります。いつのことだろうと写真を振り返ってみると、2009年8月のよう。16年ぶりの訪問です。

この西岩国駅、電化もされていない岩徳線の駅に過ぎませんが(失礼(^^;)、とても立派な駅舎です。この駅舎は2006年に登録有形文化財にもなっているほどのもの。その理由が記されています。

西岩国駅の由来

昭和四年四月十五日 岩徳線の一部麻里布ー岩国町間が開通して、岩国駅として開業しました。昭和九年十二月一日には岩徳線が全通して山陽本線となり、当時が当駅全盛時代で、錦帯橋を中心とした観光客は殆ど当駅を利用していました。
駅舎は大正末期から昭和初期の代表的な洋風建築で、錦帯橋にちなんだところが随所に見られ往時の名残をとどめています。
その後、麻里布地区の発展と交通要街(衝?)上の点から、昭和十七年四月一日麻里布駅を岩国駅に、岩国駅(当駅)を西岩国駅と改称され、昭和十九年十月一日再び岩徳線となり現在に至っています。
駅名と地名は切り離せないもので、岩国という地名は万葉集巻四に
 周防なる盤国山を越えん日は
   たむけよくせよ荒きその道
その他古文書や文献に、岩国、石国、厳国として数多く登場しています。

昭和五十四年七四月十五日 西岩国駅長

ローカル線(岩徳線)から幹線(山陽本線)に、そして再びローカル線(岩徳線)になって今に至っている西岩国駅です。そんな西岩国駅なので駅舎は立派ですが、ローカル線らしく無人駅だったりします(苦笑)。

岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日
岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日

駅の由来が記されてる説明板の隣には木炭自動車(レプリカ)がおかれています。この木炭自動車も前回訪れた2009年にはありませんでした。駅は登録有形文化財になっていることもあり、地元としては大切にしていく意向なのかな。よりよいことになればいいなと思います。

西岩国駅にキハがやってきた

私たち(ピクミンブルームをやっていてとりあえず出かけたいツマも一緒)が西岩国駅にやってきたのは11時過ぎのこと。錦川清流線の11時16分発錦町行き"きらめき号"、岩徳線の11時32分発徳山行きのキハがやってきましたよ(^-^)。

岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日
岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日
岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日
岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日

ともに乗り込む方、降りられる方がいらっしゃいました。幹線(山陽本線)ではなくなって錦帯橋を訪れる旅行者が利用することはなくなったということですが、たしかに旅行者という感じではありませんでした。日常生活で使われているんでしょうね。でも、そういった"日常で利用する者をどれだけ得ることができるか"がローカル線の生き残る道のような気がします。

栄枯盛衰ではありませんが

そんなローカルで無人駅な西岩国駅、立派なのは駅舎だけではありません。ホームも長大なものです。

岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日
岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日

栄えていた頃は、この長いホームが活用されていたのでしょう。しかし、今は長いホームが活用されないだけでなく、2番線に至ってはレールが撤去されています… そういえば、芸備線でも線路が撤去された駅がありますね。

岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日
岩徳線 西岩国駅 2025年2月15日

ホームには名所案内も。しかし、この駅で乗り降りする方がこの案内板を読むことはなさそうです。3番線にとまる車両はもっと前にとまりますし、2番線は止まる車両すらありません…

そんな名所案内にある岩国城(跡)、駅から見えました(^-^)。しかし、西岩国駅が観光客の起点となることはないでしょう(爆)。でも、地元の方にとってその存在があたり前に、なくなっては困るような存在になって大切にされたらいいなと思います。

メモ:X RAW STADIOが落ちる

私、メインで使っているデジカメは富士フイルムのX-S10です(望遠が必要なときはオリンパスのe-m10 markIIIを持ち出します)。X-S10では基本的に撮って出しなのですが、ハイライトやシャドウ、露出を修正したいときに富士フイルムのソフトウェア X RAW STADIOを利用します。

しかし、そのX RAW STADIOがmacOS Sequoia 15.3.1では落ちて使えません(+_+。古いmacOS(Big Sur 11.7.10)では問題ありません。Windows11でも問題ありませんでした。macOS Sequoiaにもそのうち対応されるのかな。

あと、JAPANNEXTのJN-IPS282UHDR-C65W、ガンマ値が違うのかな.. MacBook Pro (15-inch, 2018)と結構違う。このページの1枚めの写真が特にそう感じます。JN-IPS282UHDR-C65Wでみると暗くてシャドウをあげたくなるのですが、MacBook Pro (15-inch, 2018)だとそんなことはなく。安価なディスプレイだから仕方ないのかもしれませんが、むずむずします(苦笑)。