呉基地の満艦飾(2020年建国記念の日)
建国記念の日だった2月11日は呉基地に満艦飾を観に出かけました… でも、下の写真では満艦飾とはまったくわかりませんね(苦笑)。
満艦飾を行う日
満艦飾は年に数回行われます。防衛省のページには下記のようにあります。
満艦飾は、建国記念の日、天皇誕生日、自衛隊記念日、観艦式を行う日等に、祝意を表すために、自衛艦に自衛艦旗や信号旗などを掲揚するものであり、午前8時から日没まで行います。
引用元:防衛省・自衛隊の『ここが知りたい!』自衛隊の旗と海上自衛隊の満艦飾について
また、国家の大典、観艦式等においては、日没後に、白色電球で自衛艦の船体等を電飾する電燈艦飾を実施することもあります。
令和元年5月1日の御即位を記念して、満艦飾又は艦飾及び電燈艦飾を行いました。
私もこれまで何度か観に出かけたことがありますが、ホームページを振り返ると2013年まで遡るみたい(驚)。前回観たのが7年も前とは思えないので、どこかに出かける道中とかに見ているのかもしれません。
工廠神社跡近くから
最初の写真もそうなのですが、工廠神社跡近くから撮ったのがこちらの写真。 最初はSバースの潜水艦救難艦"ちはや"と潜水艦です。
この日は潜水艦がいつもよりも多かったような気がします。この写真に5隻写っていますが、別にもう1隻の計6隻いました。
そしてFバースは3隻並んでいました。
手前から掃海艇"あいしま"、護衛艦"いなづま"、護衛艦"さざなみ"。"あいしま"の反対側に少しだけ写っている満艦飾をしていないのは掃海艇"のとじま"でしょうか…
昨年貨物船と衝突した"のとじま"ですが、木造ということもあって修理が困難なために今年春に除籍となるとニュースで見たような。
アレイからすこじまへ降りてみます。
アレイからすこじまから
工廠神社跡からアレイからすこじまへ。11時前だったのですが、いつもよりも人が少ない感じ。暖かい日とはいえ、季節は冬… こんな時期に海にやってくるのはその向きの中でも多くはないということか(苦笑)。
最初は上(工廠神社跡近く)からはよく見ることができなかった潜水艦から。
潜水艦の満艦飾( 艦飾 )はマストに自衛艦旗。後ろの2隻に自衛艦旗とともにあがっているのは代将旗、右のものは隊司令旗でしょうか。
続いて上から見たときは直線に並んでいた2艦と1艇。
右から掃海艇"あいしま"、護衛艦"いなづま"、護衛艦"さざなみ"です。 こうやってみると、やはり掃海艇は小さいですね。
せっかくなので小さな掃海艇をアップで。
満艦飾とは関係ありませんが、機銃にカバーがしていあるのを見たのははじめてかも。掃海艇といえば(?)ずっと船体が木造でした。この"あいしま"も木造です。しかし2012年に就役したえのしま型掃海艇から船体がFRPとなっています。
アレイからすこじまからはEバースがよく見えないので少し移動します。
せっかくなのでEバースの艦船も
海自呉造修補給所正門を過ぎてカーブ、信号を渡ったところにある階段をあがるとEバース が見えます。
満艦飾をしている左の前側が訓練支援艦"くろべ"、その後ろが護衛艦"とね"です。右側の満艦飾をしていないのは練習艦"やまゆき"です。
まや型護衛艦(DDG)の就役に伴い旧型DDGのはたかぜ型護衛艦が練習艦になり、この"やまゆき"が除籍される予定だそうです。
“やまゆき"といえば、まだ呉の艦艇一般公開が今ほどの人気になっていない2008年に観に行ったことがあります。昔はゆっくり見ることができてよかったな。
でも、見方を変えると、それだけ自衛隊に興味を持って訪れる人たちが増えたということ。きっかけはいろいろあるでしょう。でも、とても良いことなんだと思います。
話のまとまりがなくなってしまいましたが、2020年建国記念の日の呉基地の満艦飾の様子でした。気になった方、次回は観に出かけてみてはいかがでしょう(^-^)。
おまけ:呉を離れる輸送艦"しもきた"
工廠神社跡近くで写真を撮っているときに呉を離れていったのが輸送艦"しもきた"です。下の写真で"ちはや"のずっと後ろにいるのがわかります。このあと写真でいうところの右へ進んでいって視界から消えました。
予算委員会で厚生労働大臣が新型コロナウイルスへの対応で「病院船の活用、加速的に検討」といったことを言っていますが、日本に病院船なんて艦種は存在しません。
きっと医療機能を持つおおすみ型輸送艦やいずも型、ひゅうが型護衛艦のことを指していると思うのですが… まさか11日の段階で"しもきた"が向かっているわけではないよな。
しかし、指示があれば、間違いなく活躍してくれることでしょう。そのときに隊員たちがその実力を発揮できるように。
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