ドライブ:柴木川第一発電所
10月18日... この日はキレイな青空が拡がった秋晴れの絶好のドライブ日和でした。こんな日はイプシロンに乗って安芸太田町・北広島町へドライブ(^-^)♪ 目的は「中国電力柴木川第一発電所に関するモノを巡る」というどちらかといえば "マニアックな" ドライブです(笑)。
中国電力の水力発電所 柴木川第一発電所
実は私、以前より水力発電所がかなり気になっていました。というのも、ドライブで川沿いを走ると、山の上のほうから川そばの建物(発電所)まで太い管が下ってきているのをよく見かけます。自然の中にある明らかな人工物、そしてこの落差を利用して発電しているという事実... なんだか引き寄せられるものを感じないではいられません。この気持ち、共感してくれる向きも少なくないのではないでしょうか?
さて、出かけた柴木川第一発電所です。この発電所は三段峡そばにあるダム水路式の発電所。昭和30年に建設工事を着工、昭和32年に樽床ダムを建設して運転を開始しました。設置されているベルトン水車は横軸2輪のペルトン水車としては日本一の出力(最大出力24,000kW)を持っています。また、水槽から発電所につながる水圧鉄管の長さは1,420mと中国地方で一番長く、その有効落差403.80mは中国地方の揚水型を除く一般水力型発電所の中で最大となっています。
写真で発電所建物後ろに見えるのが水圧鉄管です。ひとつ上の写真で、山の上のほうからおりてきているのですが、山の緑でちょっとわかりにくいですね。
この柴木川第一発電所、上に記したように樽床ダムから取水し、発電しています。ここから、樽床ダムの取水口、そして目にすることができる露出した導水路を載せてみます。
まずは樽床ダムの堰堤から望んだ青空と湖面。人工的な音はもちろん、自然の音もしない静寂の世界に拡がる景色でした。こういった場面に遭遇すると、人は本当に小さな存在なんだなと感じます。
堰堤の反対側を見ると、直接導水管が。
ここから柴木川第一発電所の水槽まで導水管が伸びています。この導水管の右側からは放流されていました。5月から11月の観光シーズン中は毎日放流されているみたいです。
途中導水管が露出しているところが2箇所あります。まずは大朝鹿野大規模林道 戸河内・吉和区間で。
道を進んでいくといきなり太い管が横切る風景。なんとも不思議な感(管?)です。写真で右側が樽床ダム、左側が柴木川第一発電所となります。
こちらが樽床ダム側。
そして、こちらが柴木川第一発電所側。
樽床ダム側が落ちてきているのはよいのですが、柴木川第一発電所に向けて再びあがっている(汗)... 勢いがあるからあがることができるのでしょうか? 位置エネルギーが mgh 、そのエネルギーが運動エネルギー (mv^2)/2 となり... と、理系出身者らしいことを記したりもして。
そしてこちらが水梨川をわたる露出した導水路。191号を曲がり、水梨口駐車場に向かう途中で見つけることができます。
写真の左側が樽床ダム側、右側が柴木川第一発電所側となります。
この導水路の中を水が流れているんですよね... もしこの管が壊れたらどれだけの水が流れ出るんだろうなんて考えたりもします(汗)。正直、こういった大きな力が働くモノというものにとても恐怖を感じたりします。だから大学4年で研究室を選択するときに強電系は考えもしませんでした(汗)。そんな私がドライブの目的にこのテの構造物を観に出かけるようになるとは人生わかりません(^^(^^;。
ここからさらに水が流れ水槽へ。そして水圧鉄管を通って水車がまわして発電しているという事実。柴木川第一発電所の近くでは何かウィーンという音がしていたりして(発電所からの音なのかどうかわかりませんが)、柴木川第一発電所には怖くて近寄れなかったというのはナイショです(爆)。
こんな私ですが、これからもこういった発電所には出かける予感。ここまで読んでくれた方、何かの縁があれば、またお立ち寄りいただきいろいろと教えてもらえれば嬉しいです。そして私と同じように興味を持った方、写真に載せた導水管などの場所は下のGoogleMapを参考にしてください。
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おまけ:Cafe Bergのホットドッグ
安芸太田町といえば、Cafe Bergのホットドッグを知ってる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 私もとても気になっていたひとりなのですが、これまではめぐり合うことができず... この日、はじめてめぐり会うことができました(嬉)。
車好きなオーナーさんは見たことがない車とイプシロンに興味を持ってくれました(笑)。私は美味しいホットドッグに満足です(*^-^*)。
コーヒーは呉の昴珈琲店、海軍さんの珈琲です。そしてソーセージは3種類ありました。今度行くときは、ツマと一緒に他のソーセージのホットドッグもいただきたいと思いますっ!!
参考にした書籍など
このページの公開日:2014.10.21