呉線:JRで日本一短い「川尻トンネル」
JRで日本一短いトンネルが呉線にあるということをニュースで知って観に出かけてきました。日本一短いトンネルが呉線にある... なんとも想像しにくい事実です(笑)。
トンネルらしくない?
この川尻トンネルがJRで日本一短いトンネルとなったのは昨年(2014年)9月のこと。群馬県東吾妻町にあるJR吾妻線の樽沢トンネルの営業が終わったため。民主党政権になるときにいろいろ話題になった八ッ場ダムが建設されることになって吾妻線のルートがかわることになりました。そのため樽沢トンネルの営業運転が終わったために呉線の川尻トンネルに「日本一短いトンネル」という勲章(?)が転がり込んできたという次第。
最初の写真の反対側、線路を挟んで川尻トンネルを眺めます。
上に通っているのは道ですね... 「トンネル」という単語からイメージするものは、その上は山だか丘だかがありそうなのですが川尻トンネルの上は道のようです。調べてみると、上を通っているのは県道248号線(旧さざなみスカイライン)みたい。線路の上に山などではなく人工物の道があるというと跨線橋のイメージなのですが、これはトンネルらしい。
もっと近くからの写真。上に通っている道を見なければ立派なトンネルです(^-^)。やはりこの「川尻トンネル」がJRで日本一短いトンネルなのです。
上を通っている県道248号線をみてみます。
もともとはこの写真の右側部分(現在は歩道となっている部分)だけだったのが、1968年のさざなみスカイライン開通にあわせて拡張されたのでしょうか?
トンネルを反対側から見てみます。
トンネルの前と後ろで構造が違いますね。この写真の奥部分(歩道部分)がトンネルで、手前部分(車道部分)が跨線橋となっているようです。つまり川尻トンネルというのは、歩道となっている下部分のみのことなんでしょうね。
トンネルという単語からイメージする"絵"とはかなり違った感がありましたが、こんなトンネルもあるということでいいのではないでしょうか。ただ、日本一とはいえ、このトンネルを目的に訪れる人が増えるというのは、ナカナカ容易ではないように感じます(^^;。
おまけに川尻トンネルに突っ込む瀬戸内マリンビュー。現地にたどり着いたときにはすでに安芸川尻駅を出発するころで、なんとか撮った写真です(^^(^^;。
このページの公開日:2015.10.11