三江線:天空の駅「宇都井駅」
12月16日に三江線の「宇都井駅」を観に行ってきました。三江線(さんこうせん)は、広島県三次市と島根県江津市を"江の川"沿いにのんびりと結ぶローカル線です。昨年2006年7月の豪雨で全線不通となっていたのですが、今年2007年6月に運転再開しました。
上画像は宇都井駅のホームです。ホームの先にトンネルが見えますが、それ以外は特にこれといって特徴を見つけられないと思います。でもこの宇都井駅、TVで紹介されたり日本各地から見学者がやってくるほどの有名で人気のある駅だったりします。
これが三江線「宇都井駅」です
こちらはホームからの景色です。そう、この宇都井駅はやたらと高い場所にあるのです。その高さは地上30m(驚)で5階建てビルと同じぐらいの高さ・・・ 日本で一番高い駅らしいです。しかし、この宇都井駅の人気の秘密(?)はその高さだけでなく、その風体でしょう。
その風体がこちら。ぱっと見「どこに駅があるの?」という感じですが、真ん中にそびえたっている塔みたいなのが宇都井駅です(^^(^^;。三次・江津方面の両側とも山となっており、トンネルとトンネルを結ぶ高架に無理やりくっつけたという感じ。
反対側からみてみます。辛うじて見える駅名表示板が、ここが駅であることを主張しています。ちなみに左下のほうに写っている白い車がウチのアレックス(^-^)。同じところに短い白い棒みたいなものが重なっているのがわかるかと思いますが、これはバス停だったりします。
駅によってみたのがこちら。「ローカル線の無人駅」というイメージからはかけ離れている建物ですね(^^;。古いマンションの階段部分って感じですが、まさにそのとおりで地上から駅舎(待合室)まで116段の階段で構成されている建物(駅)です。
階段をのぼって辿り着くのがこの駅舎(待合室)。壁にかかっている時刻表、数字が書いてあるところがやたらと少ないのがわかります。ちなみに1日4往復・・・ ローカル線の中のローカル線って感じですね。人気がある駅ということで、駅ノートが置かれていました。私は読むのを忘れていたのですが、覗いたツマによると9冊目で直近は前日15日の書き込みだったそうです。
ちょうど列車が途切れている時間帯ということもあってか、私たちのほかに駅にやってきている人はいませんでした。いったいどれくらいの人が利用している駅なのかわかりませんが、地元の方々のおかげでしょう、とてもキレイにされていたのが印象的でしたね。
この三江線、松下奈緒さんが主演で来年4月に公開される映画「砂時計」のロケでも使われたようです。機会があれば列車に乗ってのんびりとしてみたいですが、1日4往復という本数ではカンタンにはいかないですね(^^;。