東郷元帥ゆかりの銀杏(広島県呉市)

11月21日~23日の三連休のことです。"そろそろ2020年最後の銀杏になるかな"と思って21日に出かけた先はなぜか(?)呉市の入船山記念館。今年7月に旧東郷家住宅離れの隣に植樹された"東郷元帥ゆかりのイチョウ"です。

東郷元帥ゆかりの銀杏

英国から日本に帰郷した苗木

三連休、最初は久しぶりに香淀の大銀杏を観に行こうと思っていたのです。しかしローカルニュースなどで紹介されたこともあってか、かなりの人出みたい。ということで、別の銀杏を探していたところ辿り着いたのが"東郷元帥ゆかりのイチョウ"でした。

東郷元帥ゆかりの銀杏 説明板

“東郷元帥ゆかりのイチョウ"とはなんでしょう? 説明板の文章を転載します。

東郷元帥ゆかりのイチョウ

このイチョウは、「比叡」など日本海軍の軍艦が建造されたことへの謝意として、日本政府から英国に寄贈されたものです。英国留学していた東郷平八郎が「比叡」の艤装員として投宿した英国南西部の造船の街ペンブロークにある英国海軍宿舎の庭に植えられました。
日露戦争に日本が勝利すると、日本海海戦で連合艦隊司令長官を務めた東郷平八郎が正解的に有名となり、ペンブロークのイチョウも「東郷元帥のイチョウ」として語り継がれてきました。
そのイチョウから挿し木で育てられた苗木を日本に帰郷させる計画が地元住民により進められ、ウェールズ国立植物園で栽培後、ここに植樹されました。

説明に付け加えると、昨年12月にウェールズ国立植物園から広島市植物公園に苗木が送られてきました。広島市植物公園で日本の環境に慣れたあと、日本各地の東郷元帥にゆかりのある土地に植樹されています。前述したように呉のこの場所には今年7月に植樹されました。

護衛艦 ひえい

そして説明にある"比叡"はこちら… なわけはなく、こちらは海上自衛隊の"ひえい"。"比叡(ひえい)"の名を持つ3代目の艦で2011年3月に退役しました。この写真は2009年7月の艦艇一般公開で撮ったものです。この頃の艦艇一般公開は人も多くなく、予約も必要なかったな。

こちらは東郷平八郎が英国留学中に使っていたのでしょうか。東郷平八郎による書き込みがある"英大帝国史"。

東郷元帥の書き込みがある英大帝国史

この"英大帝国史"は2017年の日本遺産WEEKのイベントで公開されていたものです。日本遺産WEEK、今年はCOVID-19によりとても限定されたイベントとなってしまいました。日本遺産WEEKに限らず、今後のイベントはどうなっていくのでしょうか。

すでに葉は落ちていました

話が銀杏からそれてしまいました。21日の”東郷元帥ゆかりの銀杏”がこちら。完全に葉を落としていました(苦笑)。訪れるのが遅かったようです。

東郷元帥ゆかりの銀杏 葉が落ちています

さらに寄ってみました。

東郷元帥ゆかりの銀杏 寄ってみた

まわりに黄色く色づいた葉が落ちています。小さいながらも紅葉(黄葉)していたのでしょう。

まだまだ小さな木ですが、これから大きく育っていくのを見ることができるとも言えます。私がどこまで見ることができるかはわかりませんが、これからも気にしていきたいと思います。

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