海上自衛隊 PS-1（山口県周防大島町）
緊急事態宣言が解除された最初の週末、10月2日に山口県周防大島のなぎさパークに展示されている海上自衛隊PS-1を観に出かけました。
撤去されるPS-1
私が周防大島のなぎさパークにPS-1が展示されていることを知ったのは、今秋に撤去されるというニュースです。周防大島のなぎさパーク… 陸奥記念館があるところなので、これまで2度ほど行ったことがあります。しかし、まったく知りませんでした（汗。
“今秋に撤去"とあったのですが、具体的な日時は記されていません。twitterで検索してみると、先週末は撤去されていないことは間違いなさそう。そんなわけで、"撤去される前に行かなくては"と緊急事態宣言が解除された最初の週末10月2日に出かけました。
はしごがあります。昔は機内に入ることができたのでしょうか？ はしごの近くには説明板も。
要目
・全幅 33ｍ ・巡航速度 380km/h
・全長 34ｍ ・最大重量 43t
・全高 10ｍ ・搭乗員 12名
・製造会社 新明和工業株式会社（神戸市）
説明
PS-1は 新明和工業（株）で開発され 昭和42年に初飛行に成功しました。
荒海でも着水できるように 低速で飛行できる境界層制御装置や着水時の飛まつをおさえる波消装置を装備した優れた性能を持つ飛行艇です。
このPS-1 18号機は 昭和52年から昭和62年3月まで飛行しました。
東和町
救難飛行艇US-1、US-2の前身
このPS-1、その姿から海上自衛隊の救難飛行艇US-2やUS-1（A)の前身の救難飛行艇かと思ったのですが、対潜哨戒機でした。といってもこのPS-1の技術がUS-1、US-2につながっているので、その用途こそ違え前身には違いありません。
下の写真は2010年10月の江田島地区自衛隊記念日記念行事に祝賀飛行でやってきたUS-1Aです。ホントによく似ていますね。
訪れていた者たち
今秋に撤去されることを知り “その前に観に行こう" と考えた向きが少なくないのでしょう、入れ代わり立ち代わり多くの方がいらっしゃっていました。小さな子ども連れた家族、私よりも少し年上のご夫婦とその娘さんとその子供、犬を連れた男性、サイクリングのグループ… さまざな方々。
聞こえてくる会話から、皆撤去されることを知っていたので、このPS-1を観ることが目的（のひとつ）だったことは間違いありません。
撤去されるというのはなんだかもったいないようにも感じますが、ずいぶんとくたびれてきているのも事実。実際に運用されていた機体を間近にみるということはなかなかできないことです。気になる方、撤去される前に出かけてみてはいかがでしょう？
周防大島の海沿いをドライブするのもとても気持ちがいいですよ(^-^)。