大和ミュージアム:企画展「巨大戦艦大和展」
7月17日に大和ミュージアムで開催されている企画展「巨大戦艦大和展」を観に出かけました。7月1日からはじまっているこの「巨大戦艦大和展」、大和の艦橋(第一艦橋)の実物大で再現しているということが地元ニュースなどでも流れており、気になっている向きも多いのではないでしょうか?
多くの青図が展示されています
下写真は会場入り口から撮ったものです。真ん中の囲い(?)部分が今回の企画展の目玉となる再現された大和の第一艦橋。前半分が再現されています。
多くの青図が展示されているのがわかります。こういった青図が展示されるのはとても珍しい。そして青図は光にあたることによる劣化の恐れがあるので、(どれぐらいの頻度かわかりませんが)入れ替えがあるらしい。
さて、最初に再現された大和の第一艦橋を。
第一印象は「狭いっ!!」。前半分とはいえ、思いのほか狭い。世界最大の戦艦の艦橋がこれくらいのものだと思うと意外です。宇宙戦艦ヤマトの第一艦橋の大きさを考えると... 第一艦橋は作り直されたものなのでしょう(^^;。
ちなみにこの第一艦橋、図面がいくつか存在し、それぞれが少しずつ異なっているとのこと。また、大和型戦艦の大和と武蔵で同じ艦橋なのかどうかもはっきりしないらしい。そのため、さまざまな資料・情報をまとめて再現したそうです。そのため100%の再現ではないようです。それにしても、戦闘時... 大和が沈没した海戦(坊ノ岬沖海戦:1925年4月7日)においてもこの艦橋からさまざま指示がでていたと想像すると、いろいろと感じるものがあります。
第一艦橋の場所は下の写真を参考にしてください。
そして展示されている青図。とても多くの青図が展示されていました。
手前は空母鳳翔の艦橋および甲板平面図と舷外側面図。奥は軍艦長門船外側面図です。アップにしてみるとこんな感じ。
「軍極秘」の文字がとてもドキドキさせます(笑)。
再現された第一艦橋の入口近くに展示されていたのがこの青図。
「第一号艦 第一艦橋装置 模型見取図」です。再現された艦橋の見本となったものと紹介されていました。そしてこの図は呉海軍工廠では木製の実物大で政策されるために描かれたそうです。
こちらは「造船船梁四呎掘下之図」。こちらの青図には「極秘」の文字が。このほかにガントリークレーンの青図などもあったのですが、やはり「極秘」の文字。工場の大きさや設備から建造できる艦船について想像することができるので、こういった情報は厳重に隠匿する必要があったことはいうまでもありません。
正直なところ、私は青図を見ても何がどうなのか詳しいことはわかりません(苦笑)。しかし、なんと表現したらいいのか... とても雰囲気を感じることができます。そういった雰囲気を感じに行かれてみてはどうでしょう?
そして前述のようにこれらの青図は入れ替えがあるらしい。どのタイミングで入れ替えがあるのかわからないのですが、ホームページなどで告示してくれるのかな... 入れ替えがあったら、また訪れたいと思います(^-^)。
最後におまけ... 古代進となって森雪と写真を撮りましょう(^-^)/。
このページの公開日:2013.07.27