安芸の国から

安芸の国に暮らすおじさんのお出かけ記録です

海上自衛隊:補給艦「とわだ」艦艇一般公開

10月9日に補給艦「とわだ」(AOE-422)の一般公開へ出かけました。「とわだ」が一般公開されるのはとても珍しいと思います。呉地方隊の広報ページで公開される艦が載っており、毎週かかさずチェックしているのですが、これまで『補給艦「とわだ」』という記載は1度ぐらいしか見てないような感が。

補給艦「とわだ」 全景

補給艦「とわだ」(AOE-422)

「とわだ」(AOE-422)はとわだ型補給艦のネームシップです。他の艦船へ洋上補給を行なうことを目的としています。そういった艦なので、護衛艦の甲板とは存在するものがまったく異なります。それはまるで工場のよう。

「とわだ」の門型の補給ポスト

とても目立つのがこの門型(鳥居のようですね)の補給ポスト。補給ポストは3基あり、両舷がそれぞれ補給ステーションとなっているので計6箇所の補給ステーションがあります。うち前2つと後2つが燃料などの液体物資用、真ん中の2つが弾薬などのドライカーゴ用となっています。

上の写真の補給ポストは艦橋にもっとも近いところにある液体物資用のものです。門の両側(?)にあるホースがものすごい。

「とわだ」にある多くの機械

真ん中の補給ポストあたりを。上にも記しましたが、ほんとに工場のようです。このようにさまざまな機械が所狭しとあるために一般公開されるときにも前甲板は入ることができないことがあるとのこと。この日はラッキーでした。

「とわだ」の艦首から艦橋をみる

艦首側から艦橋を。真ん中に通路が設けられています。ちなみに歩いてるのはツマだったりします。ヒマだったのでしょう、この日は珍しく一緒についてきました。

「とわだ」の艦橋から艦首をみる

こちらは艦橋から艦首を。上からみると、ホントに所狭しとさまざまな機械があるのがわかります。また、門型の補給ポストのためにかなり視界が限られているのが実感できます。視界確保のため次級のましゅう型補給艦ではモノポール型の補給ポストに変更されました。

「とわだ」の食堂

この日は嬉しいことに甲板だけでなく、艦橋なども公開されていました・・・ というか艦橋だけでなく、他もかなり自由に見てまわることができました。自衛官の方が「見るだけ」ということで、入ることを許可していなかったのは「とわだ」でもっとも重要なところのひとつといえる「補給管制室」ぐらい(入室が許可されない「補給管制室」なので写真も撮りませんでした)。

というわけで、上の写真は呉の一般公開ではあまり見ることがないであろう食堂を。私自身、これまで何度も一般公開を見させてもらっていますが、食堂に入ったのははじめてでした。

「とわだ」の内火艇

こちらは「とわだ」の内火艇。

「とわだ」のリヤカー

そして最後は「とわだ」のリヤカーです。ツマによると、私がこの写真を撮ってるとき、若いカップルが「変わった人だな」という感じで私を見ていたそうです(汗)。しかし、その若いカップルも珍しさに(?)気付いたのでしょう、私が撮りおわった後に近づいて写真を撮ってました(笑)。

「とわだ」の艦内にはインド洋派遣時に協力支援活動として燃料補給などを行なったときに贈られた盾が飾られていました。「とわだ」をはじめ補給艦が行なう「補給」はある意味とても地味な仕事ですが、艦船は補給を受けることができなければ活動できなくなることは必至。言い換えると活動を続けるためには補給が続かなければいけません。その業務を担う補給艦、今後も国内外での活躍を期待します。

このページの公開日:2011.10.30

コンテンツメモ

  • 訪問日:2011.10.09
  • 場所:広島県呉市
  • 行程:広島高速 - 国道31号
  • EOS 7D + EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM

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