海上自衛隊:南極観測船「しらせ」一般公開
9月30日に呉で一般公開された南極観測船「しらせ」を観に行ってきました。「しらせ」は来年にも退役が予定されています。「私が実際に目にすることができるのはこの機会を逃がしてはなくなってしまう」ということで、あいにくの空模様でしたが出かけてきたのでした。
南極観測船「しらせ」はこんな船です
「こんな船です」と書いていますが、詳しい説明は他の方々のサイトにおまかせします(^^;。概要だけ記しておくと、「しらせ」は三代目の南極観測船です。ちなみに初代が「宗谷」、二代目が「ふじ」といいました。そしてこの「しらせ」ですが、実は(?)海上自衛隊の砕氷艦だったりします。
まずは真正面からの画像。横に広い感じがしますね。この横に広い船型は砕氷艦の特徴らしいです。砕氷に都合がよいのでしょうか?
少し斜めから。船全体の感じがわかるのではないでしょうか? やっぱり幅広ですネ。
ところで上2つの画像ですが、船の上から撮ったものです。一般公開当日は大和ミュージアムから無料送迎バスと無料送迎フェリーが運行されており、フェリーからだとこういったイイ角度で撮ることができました(^-^)。陸側からだと、「しらせ」の大きさと距離の関係もあって無理だったのではないかと思います。
後ろ斜めから。ちょうど送迎フェリーがとまった場所から撮ったものです。天気もよくない午前中だったのですが、結構見学に来ている人がいたのでびっくり。やはり同じ海上自衛隊艦といっても護衛艦とは違って一般的なんでしょう。
こちらは帰るときに岸壁から撮った1枚。やはり海上から撮った画像(たとえば2枚目)のほうが「しらせ」の感じが掴めるのではないかと思います。この画像ではあまり人がいませんが、写っていないだけでかなりの行列となっていました。ただでさえ午後からのほうが人が増えるのに、天気も回復してきたので、より増えてきたんだろうって思います。
南極観測船「しらせ」の内部
この日は内部も一般公開されていました。「しらせ」は南極観測の任務に就くということもあり、基本的に長期航海。医務室はもちろんですが、歯科の処置室まであったのは「なるほど」という感じでした。廊下には航海途中に寄港したところでの記念品などが飾られていました。
そんな寄港記念(?)とはちょっと違った趣(?)の絵が上の画像。左上に書かれている文字からすると、1989年12月のもののようなのですがどういう背景があるのかは不明です。ただ、海上自衛隊の艦という中でのこの絵がなんともインパクトがあります。
しかし、何よりもインパクトがあったのは理髪室の横に飾られていたこの掲示です(^^(^^;。なんといっても、深みのあるコメント
「失敗と絶望」という名の星のもとで鋏と櫛を手に考える───。「まぁいいか!」
って(汗)。しかも 虎が寄り添う絵 って、何を意味しているのだろうと小一時間(汗^2)。乗組員同士がお互いに切りあっているということらしいので、コメントについては理解できるのですが、虎が寄り添うというのはどうしてもわかりません(笑?)。
このページの公開日:2007.10.14