海上自衛隊:呉地方総監部第1庁舎の一般公開
訓練支援艦「てんりゅう」を観たあと、呉地方総監部第1庁舎も観に行きました。旧呉鎮守府である現呉地方総監部第1庁舎も毎週日曜日に一般公開(10:30~11:30 / 14:00~15:00)されています。駐車場もありますので、艦艇を観に行ったときに一緒に立ち寄ってみるというのもよいのではないかと思います(^-^)。
青山門側からの呉地方総監部第1庁舎
一般公開の受付は青山門になります。青山門というのは、呉駅・大和ミュージアム側から行く場合に坂道を上ったところになります。坂道下のL字に曲がる信号のところで正面に見える入口ではありませんのでご注意を。
受付は上記時間随時なのですが、案内してくれる自衛官の方がいらっしゃるまで待つことになります。私たちが行ったときはちょうど案内が終わって戻ってこられるときだったので待つこともありませんでした。
さて、前置きが長くなりましたが上2枚が青山門側からみた呉地方総監部第1庁舎です。庁舎へ向かっていくと、沿革が記された掲示がありました。一部を抜粋します。
- 明治22年:呉鎮守府開庁
- 昭和20年:米軍機呉を空襲 庁舎焼失、ドーム破壊
- 昭和29年:呉地方総監部開庁式実施
- 平成11年:呉地方総監部庁舎改修工事完了
とても重厚な建物です。そう、「重厚」という表現が本当に似合っていると感じます。赤レンガの建築物ということもあり、見た目的には当たり前なのかもしれません。でも、たどってきた歴史のせいでしょうか、それとは別の「重厚さ」を感じる何かがあります。
海側からの呉地方総監部第1庁舎
次は海側からの画像を。右側の空が破綻してしまっているのはご愛嬌ということで(汗)。海側かみると、左右に出っ張った部分があるために見た目がちょっと違いますね。
とまっていたムーヴの後部座席には総監部の防空用のためでしょう、SAM-2(91式携帯地対空誘導弾)がのせてありました(嘘)。
寄ってみます。入口横の看板には「呉地方隊 先任伍長室」と書いてありました(正確には最後の文字が「室」だったかどうか曖昧だったりします(^^;)。
正面玄関(?)はコチラになります
下画像は、地方総監部第1庁舎から海を眺める方向になります。案内してくれた自衛官の方によると、昔はこのグラウンドのあたりは海だったそうです。埋め立てて埋め立てて今のようになったとのこと。
桟橋がわかるでしょうか? もともとはこちら側が正面玄関だそうです。旧海軍なので、海側が正面ということなんでしょうね。そういえば、江田島の旧海軍兵学校(現海上自衛隊第1術科学校)も海に面している桟橋が表玄関ですネ(^-^)。
このページの公開日:2008.10.14