安野花の駅公園-2024年(広島県安芸太田町)

錦帯橋に出かけた翌日11月10日は午後からちょっと仕事が入っていました。遠くまで出かけて想定外の渋滞なんかにはまってはいけないので… と、向かった先は安野花の駅公園です。

安野花の駅公園 旧駅舎 2024年11月10日

春には桜、レンギョウ、桃の花が咲き誇る

安野花の駅公園は旧可部線の安野駅を整備して作られた公園です。駅舎はほぼ現役時代のかたちで残っており、気動車(キハ58系)も静態保存されています。そんな安野花の駅公園は春には桜、レンギョウ、桃の花が咲き誇ります。お祭りも開催されていましたが、コロナ禍以降はどうなったのだろう?

当時の時刻表が残る駅舎 2024年11月10日

私、この安野花の駅公園には国道191号を走るときに幾度となく立ち寄ってはいました。お祭りのときも1度立ち寄ったことがあります。とても多くの人が訪れていたのを覚えていますが、ページにするのは久しぶり。振り返ってみると前回ページに記したのは2010年5月のようです(汗)。

14年ぶりに訪れてページにしたのは、静態保存されているキハ58が解体・撤去を検討されているというニュースを今年の春に見たのを思い出したから。

解体・撤去が検討されているキハ58

このキハ58はこの区間の可部線が廃止された日(2003年)に安野駅にやってきました。それから21年、ずっとこの場所にいます。屋根もない場所で風雨にさらされていれば当然傷んできます。当時のニュースでは雨漏りも発生しているそうです。

安野花の駅公園 キハ58系 2024年11月10日

14年前に撮った写真を載せてみます。

安野花の駅公園 キハ58系 2010年5月15日

色合いは違いますが、キハ58がどれだけ傷んだのかはわかります。なんだろう… 私が持つ言葉のイメージとしては、"傷んだ"よりも"朽ちた"、"朽ちてしまった"という感じでしょうか。

屋外保管なので傷んでしまうのは仕方ありません。仮に費用をかけてキレイにしたとしても、やがては今と同じ状態になってしまうでしょう。すでにキハ58(系)の営業運転は完全になくなっていると思います。保存車両も多くはないはず。動態保存されている加計のキハ28形とともに、先が気になります。

おまけ:キハ58とC3

14年前は踏切と500の写真でしたが、今回は主役(?)キハ58とC3の写真。

安野花の駅公園 C3とキハ58 2024年11月10日

安野花の駅公園には自転車ツーリングの方々、車で老夫婦が立ち寄られていました。皆さんが出発するまで待って撮れた1枚です(笑)。老夫婦はキハや駅舎を見ながら何か話されていました。営業されていた頃、利用することがあったのかもしれませんね。

自分が歳を重ねた頃、そういったところに出かけることがあるのかなぁ~。