海上自衛隊:呉基地の「かが」と「いせ」

2017年3月に就役したいずも型護衛艦2番艦「かが」(DDH-184)が呉基地に配備され、4月はじめに入港しました。海上自衛隊最大の艦"いずも型護衛艦"だからでしょう、ニュースなどでも取り上げられていたのでご存知の方も多いのではないかと思います。

最初の写真はその「かが」です。甲板に人の姿があります。子供もいるようなので、自衛隊関係者だけでなく関係者乗組員の家族の方々もいらっしゃるのでしょうか。

いずも型護衛艦2番艦 かが DDH-184

「かが」と「いせ」のツーショット

これまで呉基地に配備されていたひゅうが型護衛艦2番艦「いせ」(DDH-182)は佐世保に行くことに。素人の勝手な想像ですが、何か発生した(してしまった)ときに佐世保という場所にいるべきDDHは、これから練度をあげていく必要がある「かが」よりも、2011年3月に就役して練度があがっている「いせ」のほうがよいと考えられたからかもしれません。

4月9日、「いせ」が佐世保に行ってしまうと次の機会はなかなか訪れないと思われる「かが」と「いせ」のツーショットを撮りにでかけてみました。ただ、出かけた4月9日... 呉はもやがかかっていたのが残念です(+_+。

かが(DDH-184)といせ(DDH-182) 1

工廠神社跡近くから。右側のEバースに「いせ」、左側のFバースに「かが」がいます。この場所では「いせ」がよく見えないので串山公園までのぼってみました。

かが(DDH-184)といせ(DDH-182) 2

串山公園までのぼると「いせ」もよく見えるように(嬉)。両艦の特徴といえる全通甲板がよくわかります。ちょうど満開となっていた桜も呉にやってきた「かが」を歓迎し、佐世保に行く「いせ」にありがとうの言葉をかけているかのようです(^-^)。

「かが」(いずも型護衛艦)、「いせ」の詳細についてはコチラ(海上自衛隊:護衛艦「いずも」が呉にやってきた)コチラ(海上自衛隊:護衛艦「いせ」艦艇一般公開)のページに譲りますが、ここでは素人でもわかる見分け方を。

下写真は「いせ」です。

ひゅうが型護衛艦2番艦 いせ DDH-182

「いせ」は艦橋フェイズドアレイレーダー(四角い座布団みたいなヤツです)が大小2つあります。正確にはそれぞれの面に2つずつ計8つあります。

しかし下の「かが」はこんな感じ。

いずも型護衛艦2番艦 かが DDH-184 桜と一緒に

座布団(フェーズドアレイレーダー)が1つしかありません。「かが」もそれぞれの面にあるので計4つです。

そう、「かが」には小さなレーダーがありません。小さなレーダーは対空ミサイルを誘導するためのXバンドレーダーなのですが、「かが」には対空ミサイルをもっていないためにXバンドレーダーを持ってないのです。ひゅうが型護衛艦といずも型護衛艦を "ぱっと見" で区別するにはこのXバンドレーダーの有無がわかりやすいと思います。何の役に立つかはおいといて(^^;

新しく就役して呉に配備された「かが」、就役した呉から新しく佐世保へ行く「いせ」、ともに活躍してくれることを期待(*^-^*)。一般市民である私たちは、隊員の方々が心置きなく活躍できる環境をつくってあげなければいけないと考えます。

このページの公開日:2017.4.11

 

コンテンツメモ

  • 訪問日:2017.04.09
  • 場所:広島県呉市
  • EOS 7D + EF 70-300 F4-5.6L IS USM

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